2021年05月13日

森林整備と山村の活性化

 静岡県林業会議所の情報紙「F&F」に「想う」という欄があり、時々投稿させていただいています。今回は山村の活性化への思いを投稿しました。

 森林環境譲与税による森林整備が本格的に始まっています。
 林業や山村が厳しい状況に置かれている中で、森林の機能の大切さは言うまでもありませんし、さらに森林を支える山村の活性化の必要性も繰り返されてきました。
 しかし、多くの山林所有者の森離れの意識はより大きくなっています。精神論だけでは限界があり、年金生活の中で固定資産税を負担することが出来なくなっているというのも現実になっています。
 そんな中で、森林環境譲与税がスタートしました。森づくりはそこに住む人がいるからこそできるものです。
 税という形で国民に負担をお願いしている中で、今こそ知恵を出し合ってこのチャンスを活かさなくてはなりません。
 森林環境譲与税の使途は、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発、さらに、森林整備を実施する市町村の支援等に関する経費等に充てられることとされています。
 市町村が中心になり、すでに各種の事業への取り組みが始まっています。譲与税の使途については公表が義務付けられています。各種の取り組みが見られますが、各自治体の知恵比べの様相も呈しています。
森林整備と山村活性化というの基本的な取組と、それぞれの地域の特徴を活かしたユニークな事業をも期待するものです。
 この機会にその使途や林業の振興や山村の活性化について、広く意見を求め、協議する場や機会を設けることを検討してもいいのではないかとも思います。
 いずれにしても、豊かな森づくりと山村の活性化は、誰もがもつ共通の想いであります。
             





森林整備と山村の活性化



Posted by kitajima at 08:58│Comments(0)
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